JARECO-Eyecommunication

JARECOニュースまとめ(2016/04/10)

市場ならびに市場関連数値

○南部を目ざす人多し (2016/03/30 NARニュース) アメリカの移住者が向かう先は、これまでは西海岸方向だったが、それが南部サンベルトへ変わった、そう不動産ポータルRealtyTracの調査が報じている。国勢調査局の2014年データを見ても、年間で140万人以上がサンベルト地帯へ移り住んでいる。暖かい気候、購入できる住宅価格、低い税金、混雑しない都会等、魅力は多く、この動きは21世紀初頭しばらく継続するとしている。
詳しくはこちら: http://realtormag.realtor.org/daily-news/2016/03/30/why-more-americans-are-heading-south?om_rid=AABJpF&om_mid=_BW-BQmB9MOZ53D&om_ntype=RMODaily

○住宅取引、売れ行きが早い都市ランキング (2016/03/30 realtor.com発表データ) 不動産ポータルrealtor.comが、住宅物件への検索数が多く売行きが早い都市のランキングを発表した。1位のサンフランシスコを筆頭に、上位20都市中13都市がカリフォルニアで占められている。
詳しくはこちら: http://realtormag.realtor.org/daily-news/2016/03/31/20-hottest-housing-markets-spring?om_rid=AABJpF&om_mid=_BW-ZpfB9MRHMlq&om_ntype=RMODaily

○住宅購入が徐々に難しくなっている都市 (2016/03/22 RealtyTrac調査) 不動産ポータルサイトReatyTrac調査によると、全米の主要市場の61%で住宅価格所有率が所得増加率を上回っており、これらの都市での住宅購入がより難しくなっている。住宅購入した際の毎月ローン支払費用平均は所得の30.2%となっていて、昨年の今頃の26.4%より増加している。ただ、金利が下がり気味なので救われているといった状態。調査では、歴史的に見て購入能力に問題が生じていない都市とそうである都市も分類している。
詳しくはこちら: http://www.realtytrac.com/news/home-prices-and-sales/q1-2016-realtytrac-home-affordability-index/

○売主の意識変化 (2016/04/07 ファニーメイ調査) ただでさえ売り物件が少なく住宅価格の上昇が生じているところに、さらに少ない状態につながるような意識変化が売主に生じている、そうファニーメイの3月度調査が報じている。労働統計局が最近出した雇用数増加レポートに相反するが、売却を考えている人で仕事を失うかもしれないという懸念を持つ人が、2月時点に比べて7%増えている。一方で、今が住宅の買い時と答える人の割合も対前月比2%減少しており、ここのところの世界的な経済不安が寄与している可能性が強い。
詳しくはこちら: http://fanniemae.com/portal/about-us/media/corporate-news/2016/6369.html

○住宅価格を下げる近隣環境要因 (2016/03/28 realtor.comデータ) 住宅価格を下げる要因となっている近隣施設は何か?realtor.comが調査した。以下、エリアの同等物件と比較してどれくらい価値が下がるかの割合を示している。 1位 評判の悪い学校 (-22.2%)  2位 ストリップクラブ(-14.7%)  3位 賃貸住宅が密集(-13.8%)  4位ホームレスのシェルター(-12.7%)  5位 墓園(-12.3%)
さらに詳しい結果はこちら: http://www.realtor.com/news/trends/things-that-affect-your-property-value/

○求める住宅の広さ、世代毎の違い (2016/03/17 全米ビルダー協会、視点記事) 居住中の住宅の広さについての満足度を協会が調査したところ、全平均では9%ほどさらに広ければという結果となった。しかし内容を分析してみると、ミレニアル世代では、「現在の広さが1,705平方フィート(約47坪)に対し2,375平方フィート(約65坪)ほしい」と、大幅な不足となっているのに対し、ベビーブーマー世代は「現在の広さが1,895平方フィート(約52坪)に対し1,791平方フィート(約50坪)あれば十分」と、逆に現在の住宅の広さ以下でも良いという結果となっている。 http://eyeonhousing.org/2016/03/housing-preferences-across-generations-part-ii/

建築とリフォーム

○環境に優しい住宅は賃料も上がる (2016/03/22 National Real Estate Investor記事) 全米賃貸集合住宅協会(National MultiFamily Housing Council)が賃貸居住者向けに調査した結果によると、賃貸入居者は、いわゆる「グリーン」なアパートであればより高い賃料を支払う気持ちが強いことがわかった。例えばLEEDのような環境関連の証明を賃貸建物が獲得していれば、通常より$32.64賃料を多く支払う用意があり、回答者の75%は、自分が住んでいるビルがそうした認証を受けているかどうかに「関心がある」、あるいは「非常に関心がある」との意思表示であった。
詳しくはこちら: http://nreionline.com/multifamily/are-apartment-renters-willing-pay-more-green-features

○戸建住宅の賃貸用リフォーム需要 (2016/03/24 ハーバード大学住宅調査共同センターブログ) この間相当数の戸建住宅が、差押、任意売却等を通じて、あるいは投資資金による購入で賃貸に回った。これらの多くが売却にまわれば、現在の売り物件不足という市場問題が解決するばかりでなく、リフォーム需要も大きく増加させることができる。具体的には、現在400万戸の戸建てが賃貸に供されており、これらの多くが売却にまわれば、リフォーム需要を大いに刺激するとしている。
詳しくはこちら: http://housingperspectives.blogspot.jp/2016/03/home-conversions-and-reconversions.html

IT

○若い世代はemailを使わなくなっていく (2016/03/24 TechCrunch.comニュース) AppAnie調査によると、13歳から24歳の人は、45歳以上の人と比べて3.5倍多くメッセージングソフトでコミュニケーションしている(但し、同調査はアンドロイドのスマホのみが対象だが)。この事実は既に多くのIT企業の関心の対象となっており、facebookはメッセージングを強化しているし、KakaoTalk, Line, WeChatといったメッセージングのプラットフォームも相応の対応強化をしている。また、同調査ではっきりしたのは、若い世代によるビデオストリーミング使用頻度が、やはり45歳以上の人に比べて著しく高いことである。
詳しくはこちら: http://techcrunch.com/2016/03/24/email-is-dying-among-mobiles-youngest-users/

○若者のSnapshotの使い方 (2016/03/24 Variety社調査) 写真やビデオの共有アプリであるSnapshot、若者による使用が増えている。当初はメッセンジャーアプリとしての使用が主であったが、最近は、各種ブランドやビジネスがビデオを掲載することが多くなり、それらを通じて情報を収集する若者が増えている。調査結果では、snapshotの利用目的として、36%がエンターテインメント情報収集、28%がニュース収集としている。
詳しくはこちら: http://variety.com/2016/data/news/snapchat-content-survey-how-much-millennials-actually-use-live-stories-discover-and-more-1201736616/

○インターネットホームページに不可欠な50要素 (2016/04/04 NARニュース) 99MediaLab社が、不動産業者のインターネットページに不可欠な要素として50項目をリストアップしている。ヘッダーやフッター、メインの記事等、必ず必要な要素が整理されて図解されているので、ご自身のウェブページのチェックに活用していただけたら面白い内容である。 http://realtormag.realtor.org/daily-news/2016/04/04/50-must-have-features-for-your-website?om_rid=AABJpF&om_mid=_BXArm4B9MTH05m&om_ntype=RMODaily