JARECO-Eyecommunication

JARECOニュースまとめ(2016/04/20)

市場ならびに市場関連数値

○住宅価格上昇が大きかった州 (2016/04/06 NARニュース報道) コアロジック社調査によると、2月時点の対前年比住宅価格上昇率は全米平均で6.8%であった。また、平均値以上の高い上昇率を記録している州は以下のようになっている。ワシントン州12.4%、コロラド州10.5%、フロリダ州10.2%、オレゴン州9.3%、ネバダ州8.6%、アイダホ州8.4%
詳しくはこちら: http://realtormag.realtor.org/daily-news/2016/04/06/nw-dominates-home-price-increases?om_rid=AABJpF&om_mid=_BXBU6kB9MbeFTM&om_ntype=RMODaily

○独身女性の住宅購入が盛ん (2016/04/05 realtor.com記事) 独身女性による住宅購入は、2015年では全体件数の15%を占める。統計が取られ始めた1981年が11%だったので、たいした増加ではないと感じるやもしれないが、独身男性の同様の数値を見ると、1981年が10%だったの対し2015年は9%と減っている。その意味では、独身女性による住宅購入は大きく定着していると言ってよい。
詳しくはこちら: http://www.realtor.com/news/trends/single-women-buying-home/

○ラグジャリー物件が動いている都市 (2016/04/06 コールドウェルバンカー調査) 100万ドル(約1億1,000万円)以上の高級物件の売買数が多い都市は、昨年度は以下のようになっている。1位ニューヨーク、2位マイアミ、3位マイアミビーチ、 4位ネープルズ(フロリダ州) 5位パークシティー(ユタ州) 6位ロサンゼルス、7位アトランタ、8位スコッツデール(アリゾナ州)、9位フォートローダーデール(フロリダ州)、10位ノースマイアミビーチ
詳しくはこちら: http://www.previewsinsideout.com/2016/04/luxury-market-report-spring-2016/

○ブーマーの生活共同コミュニティーが増加中 (2016/03/25 ブルームバーグ報道) ひとつの地域に住む高齢者が、共同のキッチン使用、車の乗り合い、アメニティー施設の共用といったことを通じてコミュニティーを育むという試みが、既に全米で150カ所程度出来上がっている。これら施設においては、そのコミュニティーを形成する居住者たちが運営を自主的に行うケースがほとんどである。
詳しくはこちら: http://www.bloomberg.com/news/articles/2016-03-24/from-shared-values-to-shared-quarters

金融

○ローン金利は今年度の最低ラインに (2016/04/14 フレディ―マック発表) 4月14日締めの週間住宅ローン金利平均は、30年固定物で3.58%となり、今年に入って最低の数値を記録した。また2013年5月以来の低水準の数値である。
詳しくはこちら: http://freddiemac.mwnewsroom.com/press-releases/mortgage-rates-hit-new-2016-lows-otcqb-fmcc-1253835

投資

○別荘購入より投資購入が盛ん (2016/04/06 NAR発表データ) NARが毎年発表する「ヴァケーション用住宅と投資用住宅購入者調査」結果によると、2015年はヴァケーション用住宅購入は減り、投資用住宅購入が増えている。ヴァケーション住宅購入は920,000戸で、最近では一番多かった2013年の1,130,000戸から18.5%も減少している。一方投資用住宅購入は1,090,000戸で、2014年の1,020,000戸から7%増加したと分析されている。因みに居住用に購入された住宅数は3,740,000戸で、2014年の3,230,000戸より15.9%も増加している。
詳しくはこちら: http://www.realtor.org/news-releases/2016/04/vacation-home-sales-retreat-investment-sales-leap-in-2015

建築とリフォーム

○ここ60年の住宅の変遷 (2016/04/11 Fielding Homes社まとめ) ノースカロライナ州のビルダー、Fielding Homes社が、同社が建築してきた住宅の特徴を1950年代から今までにわたり10年毎にまとめて報告している。下記をクリックすると、10年毎の住宅の特徴変化を見ることができる。
http://www.fieldinghomes.com/the-american-dream/

○戸建平屋が人気 (2016/04/10 Orange County Register誌報道) 住宅への好みは時代によって変わるが、今は平屋を望む人が増えている。全米ビルダー協会調査結果によると、アメリカ人の64%は平屋に住みたいと言っている。もっともミレニアル世代は35%と少なく、ジェネレーションX世代で49%、ベビーブーマーの75%というように世代によって相当の差はある。一方ビルダーは、土地値が上昇した昨今は当然ながら土地代が嵩まない二階建てを好むという状況である。
詳しくはこちら: http://www.ocregister.com/articles/house-711493-ranch-story.html

業界動向

○将来の資産価値減少金額を保証する新保険 (2016/04/13 CNBC報道) 住宅購入したは良いが、その後に資産価値が下がることが最も所有者にとって大きな頭痛である。この頭痛を解消しようという新しい保険がValueInsuredという保険会社から売り出されている。「頭金保険」という呼び名のこの保険、例えば$200,000の住宅購入に10%の頭金、すなわち$20,000(約220万円)を支払ったとすると、$1,200(約13万円)の保険金を支払うと、向こう7年間、仮に住宅の資産価値が下がった場合でも、最大でこの$20,000については保険で支払ってくれるというもの。
詳しくはこちら: http://realtormag.realtor.org/daily-news/2016/04/14/buyers-offered-down-payment-insurance?om_rid=AABJpF&om_mid=_BXEBCMB9MrFoN4&om_ntype=RMODaily

全体経済その他

○アメリカ人の医療保険 (2016/04/07 ギャロップ調査発表) 医療保険に入っていないアメリカ人の割合(18-64歳)は、2016年第1四半期で12.9%とギャロップ調査が発表している。この数値は2013年第4四半期と比較して6.1%改善している。保険加入先としては、雇用主による保険43.4%、直接購入21.8%、メディケイド9.4%、メディケア7.6%、退役軍人保険5.2%、労働組合保険2.6%、その他4.4%となっている。
詳しくはこちら: http://www.gallup.com/poll/190484/uninsured-rate-lowest-eight-year-trend.aspx?g_source=CATEGORY_WELLBEING&g_medium=topic&g_campaign=tiles

○独り暮らしの割合 (2016/04/15 国勢調査局2015年度調査結果) 2015年、アメリカ人全体の28%は独り暮らしをしている。世代毎では以下のようになっている。ミレニアル世代20%、ジェネレーションX世代19%、ベビーブーマー30%、ベビーブーマー以前の高齢者49%。
詳しくはこちら: http://www.census.gov/hhes/www/income/data/incpovhlth/2014/dtables.html