調査研究RESEARCH




調査研究


JARECOでは、REALTOR® Universityとの間で「日米不動産流通システムの比較研究」のプロジェクトを進めています。この研究を通じて、中古住宅市場の整備をはじめ、相互の不動産流通市場の発展につながる知見を得ることを目指します。このため、JARECOは日本の不動産市場の特徴と課題に関する調査研究を進め、その成果をREALTOR® Universityの学術雑誌(Journal of Center for Real Estate Studies)に発表するとともに、11月のNAR総会のカンファレンスで発表する予定です。その成果は、会員の皆様にもできるだけ早く還元させていただきます。
そのほか、民間シンクタンク、ハウスメーカーなどとの共同研究プロジェクトを進める予定です。

研究分野

自主研究事業として、これまでも様々な研究に取り組んでいます。研究内容の発表イベントも開催しております。
過去の例はこちら。


・不動産流通制度の比較研究
・教育システムの比較研究
・鑑定評価システムの比較研究
・消費者保護施策の比較研究
・情報システムの比較研究
・事業者間連携における比較研究
・エスクロー及び取引保証制度の比較研究​

調査研究や講演のご依頼はこちら



不動産市場研究会(旧中川先生研究会)




例年7月より開催していた中川先生研究会が
「不動産市場研究会」と名称を変えてスタートします。

もちろん座長は中川先生で変わりなく
研究会の名称のみを変更した形となります。


昨年と同様に7月~12月の火曜日18時から90分間、全6回に渡って行います。
今回も全回ハイブリッド開催とし、大手町のEAJボードルームにての
ハイブリッド開催で会場参加、オンライン参加のいずれも可能です。

第2回(8月)と第6回(12月)の研究会終了後には
登壇された講師と中川先生を囲んで近くの居酒屋で懇親会を開催します。


今年のテーマは
「インバウンドの波は本物か 
~不動産業界はこの流れにどう備えるべきか~」
です。

訪日外国人が増えていることはテレビなどニュースメディアや
街を歩いていても感じることでしょう。

観光庁のインバウンド消費動向調査では、2025年1‐3月の
訪日外国人旅行消費額が2兆2700億円だったとのことです。
ホテル建設などを含めた経済波及効果は大きくなっています。

これらの影響により外国人富裕層の物件購入や
在留外国人の増加に伴う賃貸需要も増加してきます。

ただ、こうした状況に対応できている不動産業者はごく一部に限られます。
それはこれから大きくなるビジネスチャンスを逃していることにもなります。

今回のテーマはインバウンドにより注目される日本の不動産に対しての
課題は何なのか、また何から取り組めばよいのかなど
専門家や実務者の講演を通して議論していきます。


ぜひ、ご参加ください。


第1回 7/15(火)18時~19時半 JLL リサーチ調査部 シニアディレクター  大東雄人氏

「グローバルから見た不動産透明度 ~不動産市場の課題と見通し~」

講師プロフィール

現職
2007年入社後、JLL日本のリサーチ部門にて、日本の不動産市場におけるマクロ分析、投資分析、市場予測など、全般的なリサーチ業務に従事。主に国内外の投資家向けに同社が発行する定期市場分析レポートにおける東京・大阪市場の取りまとめを行う。2009年にはプロジェクトリーダーとして、新たに大阪オフィスセクターのリサーチ業務を拡大。JLLの各海外拠点との共同業務や海外投資家への対応、プレゼンテーションを含む市況説明を担う。2010年から不動産透明度調査を担当。
職歴
ボストン大学卒業後、ボストン及びニューヨークにて不動産賃貸仲介に従事。帰国後、国内事業会社にて企業財務分析・株式市場調査及びポートフォリオ・マネジメントを担当。現在JLLで、不動産市場の調査・分析及び情報提供サービスを行っている。
•    「アジアの国際不動産投資 - 市場・制度・透明性」(慶應義塾大学出版会) 共著
•    国土交通省 令和2年度海外投資家調査
学歴・資格
ボストン大学修士課程金融経済専攻
立命館大学産業社会学部卒業


第2回 8/19(火)18時~19時半 不動産開発アドバイザー 大久保実氏

「インバウンドを取り込む観光と不動産の戦略 
 ~外国人富裕層はニセコの次はどこを求めているのか~」

講師プロフィール

北海道ニセコ町在住。
2003年ニセコエリアで初となるコンドミニアム開発事業に参画、HOKKAIDOTRACKS有限会社の設立時メンバー。のちに取締役、その後代表取締役副社長を経て2015年に不動産開発アドバイザーとして独立起業。アジアを中心に海外富裕層・事業家に対してリゾートエステイト、ヴィンヤードエステイト、ジャパニーズウイスキーの蒸留所開業サポートなどの案件を推進中。また、行政、大学、経営塾などでの講師などもこれまでに80回以上の実績を持ち、北海道および国内リゾートエリアのインバウンド投資・観光産業の発展などへの活動をしている。


第3回 9/16(火)18時~19時半 内閣府 政策統括官(重要土地担当)付 参事官付 企画官 槙島爲朗氏

「タイトル未定」

講師プロフィール

令和2年9月 国土交通省不動産・建設経済局地籍整備課国土調査企画官
令和3年6月 国土交通省道路局高速道路企画官
令和5年7月 国土交通省総合政策局情報政策課企画官
令和6年7月 内閣府政策統括官(重要土地担当)付企画官


第4回 10/21(火) 18時~19時半  国際不動産エージェント取締役副社長 鈴木学氏

「インバウンドの波は本物 ~日本不動産の本気を見せよう~」

講師プロフィール

968年生まれ。一橋大学卒業後、ITエンジニア・マネジャーとして、日本、豪州、中国、米国、インドの5ヶ国で勤務を経験。海外在住経験は8年間、6か国語を話すマルチリンガル。2002年、豪州シドニーで不動産を購入し賃貸に出し、日本から遠隔で管理、成功を収める。現在では日本と豪州を軸に賃貸経営を実践するグローバル大家である他、近年は日本国内の地方古家の再生・民泊化に取り組み、京都、広島、千葉、群馬でゲストハウスを保有。2017年に起業した(株)国際不動産エージェントでは日本人の海外不動産購入と、外国人の日本不動産購入を専門仲介業者としてサポート。ヨーロッパ、アジア、北米、オセアニアを含め、27ヵ国での仲介実績を持つ。国際不動産仲介の業界団体LeadingREに2017年から加盟し、海外で受賞歴多数。


第5回 11/18(火) 18時~19時半  イチイ 代表取締役 荻野政男氏

「インバウンドで変化する不動産業 ~外国人の居住支援はなぜ必要なのか~」

講師プロフィール

株式会社イチイ 代表取締役。法政大学社会学部卒。
公益財団法人 日本賃貸住宅管理協会 副会長、あんしん居住研究会 会長。
異文化共生や高齢者住宅の分野に詳しく、業界紙にコラムを連載。
著書に『外国人向け賃貸住宅ノウハウと実践』『外国人向け賃貸住宅ノウハウのすべて』など。  


第6回 12/16(火)18時~19時半 ※懇親会有り  日本大学経済学部教授 中川雅之氏

「外国人・外国法人による土地所有:経済学の視点」

講師プロフィール

日本大学経済学部教授
日本計画行政学会会長
日本公共政策学会会長
国家戦略特別区域諮問会議議員 等
1961年生まれ。京都大学経済学部卒業。建設省入省後、国土交通省市開発融資推進官、大阪大学社会経済研究所助教授を経て現職。著書に『都市住宅政策の経済分析』(日本評論社、2003年、日経・経済図書文化賞)等

【会費】
JARECOスポンサー:参加費はかかりません。(お申し込み要)

JARECO会員:16,500円(税込) 
※法人会員は1社で3名様まで参加可能

非会員・一般:33,000円(税込)
大学生・大学院生 11,000円(税込)

※第2回および第6回の研究会終了後に、講師と中川先生を囲む懇親会を開催します。
こちらにご参加の場合は別途実費となりますので、予めご了承ください。

【定員】20名

【主 催】一般社団法人日米不動産協力機構(JARECO)


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このようなひとつのテーマを深く掘り下げていく
研究会は社会人向け(特に不動産業関係者向け)
としてはあまり例がないかと思います。
一般によくあるすぐに役立つセミナーとは違い、
質疑応答や意見交換の時間が多いので
理解を深めることができます。
参加された方は有識者や専門家から
普段聴くことのない話を聴くことで
何らかのヒントをつかんでおられるようです。

ぜひ、ご参加をお待ちしております。


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