JARECO-Eyecommunication

JARECOニュースまとめ(2018/03/30)

市場ならびに市場関連数値

〇1戸あたり資産価値上昇は$15,000 (2018/03/15 コアロジック発表データ) 不動産関連データ提要会社コアロジック社によると、2016年第4四半期から2017年第4四半期にかけての住宅資産価値は、1戸平均で$15,000(約160万円)増加し、パーセンテージにすると12.2%の過去最高の伸びを記録した。この資産価値上昇により、向こう3年の間に消費者支出が500億ドル(約5兆3000億円)増加するだろうと同社は予測している。
詳しくはこちら: https://www.corelogic.com/blog/2018/03/borrower-equity-update-fourth-quarter-2017.aspx

〇2月既存住宅流通戸数は3%増加 (2018/03/21 NAR発表) 既存住宅流通戸数はここ2か月間対前月比減少を続けていたが、2月分は年率換算554万戸となり3%の増加に転じた。対前年同月比では1.1%増の数値。しかしNARチーフエコノミストのローレンス・ユン氏は、「通常レベルよりかなり低い売り出し物件数が依然として大きな課題」とコメントしている。成約中位価格は$241,700(約2,500万円)で、対前年同月比5.9%上昇。これで対前年同月比価格上昇は72か月連続となる。
詳しくはこちら: https://www.nar.realtor/newsroom/existing-home-sales-rebound-30-percent-in-february

〇住宅が圧倒的に安い都市 (2018/03/19 realtor.com記事) 住宅価格、安全性、雇用機会を加味した場合に住宅を最も購入しやすい都市ランキングをrealtor.comが発表している。上位都市は全て人口が40,000人以下で中西部に集中しており、1位のインディアナ州Longansportは中位住宅価格は$62,700(約650万円)である。
詳しくはこちら: https://www.realtor.com/news/trends/top-10-affordable-small-towns-youd-actually-want-live-2018-edition/

〇アグリフッドの高級物件が増えている (2018/03/21 NARニュース) 農園利用を伴う住宅開発が人気を呼んでいてアグリフッド(agrihood)と呼ばれるが、高級物件でもこうしたアグリフッドを伴う物件が人気を博している。購入者は、農園で育つ野菜や果物を自分で面倒を見ても良いし、或いは全く農作業を行わずにコンシェルジュに依頼して収穫、配送をしてもらうことも可能な場合が多い。カリフォルニア州のパームスプリングスでは、閉鎖されたゴルフ場にオリーブが植えられ、オリーブの実や油の利用が周辺の1,150の住宅により可能であったり、ヴァージニア州のシャーロッテでは2,300エーカーの農園や酪農場から何かと収穫を得るようなっている。
詳しくはこちら: http://realtormag.realtor.org/daily-news/2018/03/21/luxury-agrihoods-sprouting-in-more-towns?tp=i-H43-Bb-1nP-2Xpu2-1p-9gmu-1c-2Y0F0-an8z5&om_rid=37617014&Om_ntype=RMOdaily&om_mid=6907

〇人種毎の持ち家率 (2018/03/07 国勢調査局調査データ) 2017年における各人種での持ち家率は以下のようになっている。 アジア系 57.2% 黒人42.3% ヒスパニック系46.2% ヒスパニック系を除く白人72.3%. 黒人系とヒスパニックを除く白人では30%もの差があるが、この差は2000年には26.6%だったので、経済危機を通じて格差がさらに拡大したこととなる。また、住宅は家計資産の最も多くを占めることから、家計の純資産も黒人と白人では大きく格差がさらに拡大している。
詳しくはこちら: https://www.census.gov/housing/hvs/index.html

建築とリフォーム

〇建築着工戸数が圧倒的に少ない (2018/03/19 NARニュース) 商務省発表の2月の建築着工戸数は対前月比7%下がって、年率換算値で124万戸となった。NARチーフエコノミストのローレンス・ユン氏は、「売り物件不足を解消するにはまだまだ不足の数値」と評している。地区毎に見ると、中西部が7.6%増えたが、西部が12.9%、南部が7.3%、北東部が3.5%減少している。
詳しくはこちら: http://realtormag.realtor.org/daily-news/2018/03/19/yun-housing-starts-are-vastly-inadequate?tp=i-H43-Bb-1mm-2WuyJ-1p-9gmu-1c-2X70s-dpaEP&om_rid=37398171&Om_ntype=RMOdaily&om_mid=6868

〇新築マーケットが増加している都市は (2018/03/21 NARニュース) 1月の新築住宅着工戸数は対前年同月比2桁15%の増加を記録した。これでもNARチーフエコノミストのローレンス・ユン氏は「(売り出し物件不足解消には)非常に不足」としているが、現在どの州で新築が伸びているか、国勢調査局データを分析した地図が本記事で掲載されている。32州で増加、うち20州は15%以上の増加となり、18州で減少となっている。今年に入っての実数で一番多いのはテキサス州で10,119戸、次いでフロリダ州の7,300戸となっている。
詳しくはこちら: http://realtormag.realtor.org/daily-news/2018/03/21/where-new-home-market-actually-rising?tp=i-H43-Bb-1nP-2Xpu2-1p-9gmu-1c-2Y0F0-an8z5&om_rid=37617014&Om_ntype=RMOdaily&om_mid=6907

〇物件価値を高める24の方法 (2018/03/20 ModernGardenRooms社) 英国のリフォーム会社Morder Garden Rooms社が、物件価値を高めるリフォーム24種類を特集している。物件価値を大きく上昇させる項目として、「地下室の整理」、「部屋の小分け区分」、「ロフトの有効活用措置」、「キッチンのスペース拡大」等、24の手法が挙げられている。
詳しくはこちら: https://www.moderngardenrooms.com/modern-blog/24-ways-you-can-add-value-to-your-property/

テクノロジー

〇オンラインにいる頻度はどれくらい? (2018/03/14 ピューリサーチセンター調査) 1日の生活の中で終始オンライン上にいる頻度についてピューリサーチセンターが調査したところ、全体の77%は1日のうちどこかでオンライン上へ行っており、26%はほとんどいつも、43%は1日に数回、8%は1日に1回の頻度となっている。因みにほとんどいつもオンライン上にいる人の年齢層別の割合は、18歳から29歳では39%、 30歳から49歳は36%、50歳から64歳は17%、65歳以上 は8%となっている。
詳しくはこちら: http://www.pewresearch.org/fact-tank/2018/03/14/about-a-quarter-of-americans-report-going-online-almost-constantly/

〇スーパーウッドが次の鉄鋼に (2018/03/22 NARニュース) メリーランド大学の研究者たちが、鉄鋼のように強くて固い素材としてスーパーウッドを作り上げる方策を完成したと発表している。自然木の強さの12倍、硬さの10倍のものに木材を加工できるとしている。しかもサイズは元の5分の1にしてとのことである。また、鉄鋼に比べてかなり軽い素材として活用できる。カーボンファイバーのようなものとなるが、カーボンファイバーよりも軽くすることが可能とのこと。
詳しくはこちら: http://realtormag.realtor.org/daily-news/2018/03/22/super-wood-could-be-next-steel?tp=i-H43-Bb-1nw-2YNIi-1p-9gmu-1c-2YZLF-B9h9e&om_rid=37745396&Om_ntype=RMOdaily&om_mid=6940