JARECO-Eyecommunication

JARECOニュースまとめ(2018/04/10)

市場ならびに市場関連数値

〇賃貸市場正常化の兆し (2018/03/29 USA Today報道) 不動産テクノロジー開発分析企業のReal Page社によると、本年度第1四半期の賃料上昇率は2.3%で、平均賃料は$1,310(約14万円)となっている。2017年度第4四半期の上昇率は2.6%だったので、少し穏やかな上昇率である。上昇率が最も高かったのは2015年の5.3%で、以降は上昇率が下がっていて、徐々にではあるが賃貸市場は正常化へ向かっていると思われる。上昇率鎮静化の原因ははっきりしていて、集合住宅の新規供給が増えていること。昨年度は319,000が新規供給されたが、これは歴史的平均の250,000戸を大きく上回っている。
詳しくはこちら: https://www.usatoday.com/story/money/2018/03/29/rent-rising-more-slowly-easing-strain-americans/467908002/

〇購買能力危機についてのレポート (2018/03/27 ATTOM DATA SOLUTIONS社データ) 不動産関連データ提供会社ATTOM SOLUTIONS社調査によると、全米68%の都市において、「平均給与では平均価格の住宅が購入できない状態」となっている。計算した根拠は頭金3%支払、月額給与の28%をローン返済としての計算である。こうした状況下、サンフランシスコやニューヨークといった、かなり高額化したエリアから中西部のような価格が低いエリアへ動く人口が増えていくと予測される。
詳しくはこちら: https://www.attomdata.com/news/market-trends/home-sales-prices/home-affordability-report-q1-2018/

〇住宅価格に影響する諸要素 (2018/03/27 House Canary社分析) ロケーション、犯罪率、近隣環境は住宅価格を大きく左右する要素だが、不動産評価データ提供会社House Canary社によると、さらに以下のような要素が価格に大きく影響するとしている。〇背後からの姿 〇玄関から道路までの長さ 〇背後から住宅を覗かれる可能性が少ないこと 〇プライバシー 〇背後のスロープが住宅側から見て下がっていること。 詳しくはこちら: https://resources.housecanary.com/top-5-hidden-factors-influence-home-value

〇ミレニアル世代はどれくらい賃料を支払っているか (2018/03/27 RentCafeブログ) 賃貸不動産ポータルRent Cafe調査によると、ミレニアル世代が22歳から30歳までに支払う総賃料平均額は$92,600(約980万円)となっている。この間の平均収入は$206,600(約2,200万円)ということで、この世代は収入の45%を賃料に支払っており、せいぜい30%までということからいうと相当厳しい経済負担を経験している。同社の別データによると、現在最高齢層のベビーブーマーは36%だったとのこと。
詳しくはこちら: https://www.rentcafe.com/blog/apartment-search-2/money/millennials-spend-93000-on-rent-by-the-time-they-hit-30/

〇都市で一人暮らしする費用は (2018/03/22 CNBC報道) 米国のシンクタンク経済政策研究所の計算式を使用し、各都市で一人暮らしする際の必要所得を計算すると、一番低いのがテキサス州のブランズビルの$29,118(約310万円)、一番高いのはカリフォルニア州のサンフランシスコの$69,072(約720万円)、となっている。サンフランシスコでの住宅費用は月額平均$2,014で、年間$24,168(約253万円)である。ただし、この計算には、学生ローンの返済や将来に向けての貯蓄は含まれておらず、そういうものを足していくともっと費用がかかっているとのこと。
詳しくはこちら: https://www.cnbc.com/2018/03/22/how-much-it-costs-a-single-person-to-live-in-the-15-largest-us-cities.html

投資

〇投資リターンの良い都市ランキング (2018/03/20 ATTOM DATA SOLUTION社発表) 住宅関連データを取り扱うATTOM Data Solutions社が、2018年度第1四半期において投資リターンが高かった都市のランキングを発表している。人口10万人以上の449都市のデータを比較したもので、全平均のリターンは8.9%、2017年度の全平均9.2%から少し下がっている。住宅を賃貸に出しての投資で最も多い投資家層は、6戸から10戸の住宅保有者となっている。
詳しくはこちら: https://www.attomdata.com/news/market-trends/single-family-rental/best-counties-buying-single-family-rentals-2018/

建築とリフォーム

〇新築販売は3か月連続で下落 (2018/03/20 ロイター報道) 2月の新築販売戸数は対前月比0.6%の減少で、年率618,000戸となった。これで対前月比下落は3か月連続となっている。成約中位価格は$326,800で、対前年同月比9.7%上昇。地域毎では西海岸地区が17.6%と最も落ち込みが激しい。
詳しくはこちらから: https://www.reuters.com/article/us-usa-economy-housing/u-s-new-home-sales-fall-for-third-straight-month-in-february-idUSKBN1GZ246

業界動向

〇MLS参加権をrealtorのみに絞るのは不法ではないという判断 (2018/03/26 Realtor Magazine誌記事) ミシガン州の弁護士David Finding氏は裁判所から事故物件の売却業務を受託しており、その際に地元のMLSメンバーに参加することを申請した。これに対しMLS側は、Findings氏がrealtorでないことを理由として申請を却下したため、これが正当か裁判で争われていたが、ミシガン州の地方裁判所は、「MLSがその参加権をrealtorのみに絞るのは独禁法違反にはあたらない」との判決をこの度言い渡した。
詳しくはこちら: http://realtormag.realtor.org/daily-news/2018/03/26/court-realtor-owned-mls-can-limit-access?tp=i-H43-Bb-1pU-2ZLhn-1p-9gmu-1c-2ZXkK-1OSh4C&om_rid=37977591&Om_ntype=RMOdaily&om_mid=7036

〇ステージングをしない場合の価格 (2018/03/28 realtor.com記事) 住宅販売時、ほんのちょっとの気配りだけでも成約価格は大いに変わってくる。暗い部屋があったら明るい照明、散らかった子供部屋の片づけ、窓のないがらんとした地下室があったら少しでも明るい装飾を施す等といったことである。クローゼットをめいっぱい使っている場合は、少しでも片づけないと、収納スペースが足りない家と思われてしまうから片付けるとか、何かとステージング(見せる演出)を頭に置くべきで、それなしに漫然と売ることは損である。
詳しくはこちら: https://www.realtor.com/advice/sell/the-room-that-turns-off-buyers/

〇不動産仲介業者ランキング (2018/03/30 NARニュース) 不動産業界誌Real Trends社によると、昨年度仲介取扱い件数が最も多かったのはリアロジー子会社のNRT社で346,942件、2位はHome Services of America社の328,355件、3位はHanna Holdingsの90,468件等となっている。
詳しくはこちら: http://realtormag.realtor.org/daily-news/2018/03/30/10-brokerages-most-sales-in-us?tp=i-H43-Bb-1rt-2gSPJ-1p-9gmu-1c-2geS8-j12qe&om_rid=39671649&Om_ntype=RMOdaily&om_mid=7185