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JARECOカンファレンス2026開催報告

JARECOカンファレンス2026 開催報告

一般社団法人 日米不動産協力機構(JARECO)は、2026年5月21日(木)、日本大学
経済学部3号館(東京都千代田区)にて「AI×不動産」をテーマにJARECOカンファレ
ンス2026を開催いたしました。

国内外の不動産業界においてAI活用が急速に進展する中、日本および米国の専門
家・実務家を迎え、不動産テックの最新動向や、実際の業務現場におけるAI活用事
例について、多角的な視点から共有・議論を行いました。

当日は、JARECO会員をはじめ、不動産関連事業者など約100名が参加し、国際的な
交流と情報交換の場として大変活気あるカンファレンスとなりました。

第一部では、全米リアルター協会(NAR)チーフエコノミストであるローレンス・ユン氏
による録画講演にて、「米国不動産・経済概況とアジア圏の不動産市況」をテーマに、
米国経済や住宅市場の現状、金利動向、今後の市場の動きなどについて解説が行
われました。
世界経済の不透明感が続く中でも、不動産市場における新たな機会や
今後の展望について、示唆に富む内容となりました。

米国住宅市場については、高止まりする金利の影響で流通件数の伸びが抑えられて
いる一方、住宅価格は引き続き底堅く推移しているという状況が示されました。
供給不足と需要の根強さが価格を下支えしており、短期的な大幅下落は見込みにくいと
の見通しで、世界経済の不透明感が続く中でも、不動産市場における新たな機会や
今後の展望について示唆に富む内容となり、参加者からの関心も高い講演となりまし
た。

続いて、JARECOとWashington REALTORとのMOU締結式が行われ、日米不動産業
界におけるさらなる協力関係強化が確認されました。

第二部では、一般社団法人不動産テック協会 理事 和田浩明氏に「AI進化の現状と、
不動産業界における可能性」をテーマに基調講演をいただきました。

講演では、生成AIをはじめとする最新AI技術の進化の速度と、社会実装が急速に広
がっている現状を概観したうえで、不動産業界における具体的な活用シーンへと議論
を展開しました。

物件情報の自動生成・最適化、顧客とのコミュニケーション支援、契約書類の要約・
確認補助など、すでに実務レベルで動き出している事例が紹介され、特に、AIが「業
務の補助ツール」から「意思決定の支援パートナー」へと役割を拡張しつつある点は、
会場の関心が高まりました。

一方で、AI活用には精度管理・情報セキュリティ・法的責任の所在など、解決すべき
課題も伴うことが率直に指摘されました。テクノロジーの恩恵を享受しつつも、不動産

のプロフェッショナルとしての判断力・信頼関係構築力こそが差別化の源泉になると
いう視点は、今後AIが発展していく中で考慮する必要があると感じました。

最後の米国不動産エージェントによるセッションでは、マーケティングや営業活動にお
けるAI活用事例について紹介され、米国における先進的な実務事例が共有されまし
た。
AIを活用した顧客対応、マーケティング分析、営業効率化など、実践的かつ将来
性の高い内容が紹介され、参加者との活発な意見交換も行われました。

質疑応答では、参加者から自社での導入に向けた具体的な質問が相次ぎ、日本の
実務家が高い関心と危機感、そして前向きな意欲を持っていることが改めて浮き彫り
となりました。

カンファレンス後の懇親会には、60名近くの方にご参加いただき、大盛況で会を終え
ることが出来ました。ご参加いただきました皆さま、登壇者の皆さま、関係者の皆さま
に心より御礼申し上げます。

JARECOは今後も、日米の架け橋となり、不動産業界における最新情報・実務知見を
共有し、国際的なネットワーク形成を促進する学びと出会いの場を提供してまいりま
す。
引き続き、ご支援のほど、よろしくお願いいたします。