JARECO-Eyecommunication

JARECOニュースまとめ(2016/06/10)

市場ならびに市場関連数値

○独身の男女、どちらが持ち家から収益多い? (2016/05/25 RealtyTrac調査) 不動産ポータルRealtyTracが、独身男性と独身女性の持ち家データを分析している。独身男性が保有する住宅の平均価格は$255,226(約2,800万円)に対し、独身女性のそれは$229,094(約2,530万円)で、男性の方が高額な住宅を保有している。また、保有している住宅を売却した場合の平均譲渡益は、男性の場合が$63,921、女性の場合が$53,809で、これも男性の場合の方が高い。
詳しくはこちら: http://www.realtytrac.com/news/home-prices-and-sales/realtytrac-housing-gender-gap-analysis/

○高齢者の住宅探しに問題あり (2016/05/22 HousingWire誌報道) 2013年時点で1,120万世帯の貧困層が住む賃貸住宅があった。うち260万戸は子供のいない高齢者層であった。一方で当時の住宅局長官は、そうした貧困層用に対応できる住宅は430万戸と発言していて、690万戸の不足があったということになる。しかも、ハーバード住宅研究共同センター調査では、2025年時点での予測として、収入の半分以上を賃料に使用している世帯割合は65歳から74歳で42%、75歳以上で39%もいるとされる。高齢者で低所得の人たちへの住宅探しへの対応が急がれる。
詳しくはこちら: http://www.housingwire.com/blogs/1/post/37090

○女性独身者が有望顧客 (2016/06/02 NARニュース) 今や独身女性層は、住宅購入層としては第2位に上昇している。1位は夫婦世帯で54%、2位が独身女性で18%、3位が未婚姻カップルで15%、そして独身男性が11%である。因みにNAR調査結果によると、女性購入者の中位年齢は32歳、中位所得額は$49,000(約590万円)である。
詳しくはこちら: http://realtormag.realtor.org/daily-news/2016/06/02/pay-attention-single-female-home-buyers

○IT業界人が挙げた住み心地が良い都市 (2016/05/31 NARニュース) 不動産ポータルHomes.comが行った「新技術インデックス」(New Tech Index)調査結果によると、IT業界人にとって住みやすい都市の第1位はデンバーであった。業界人の平均収入と平均住宅価格を検討してみての結果である。1位から20位までの都市は以下のサイトで見ることができる。 http://realtormag.realtor.org/daily-news/2016/05/31/denver-ranked-best-tech-hot-spot

投資

○今年の不動産投資先として有望な分野 (2016/05/31 National Real Estate Investor誌) 今年度の不動産市場で最も投資効率が高くなりそうな物件タイプについてNational Real Estate Investor誌がまとめている。主に5つあって、1.高齢者向け住宅 2.学生向け住宅 3.倉庫 4.小型商店街 5.貸倉庫施設 となっている。順位としては一番効率が高い可能性は3番の倉庫、次が4番の地域毎にある小型商店施設となっている。
詳しくはこちら: http://nreionline.com/investment/seven-property-types-invest-year#slide-2-field_images-1886431

建築とリフォーム

○地域毎のリフォーム費用 (2016/05/25 全米ビルダー協会調査) 全米ビルダー協会が、郵便番号毎地域におけるリフォーム費用支出データを集計した。最も高かったのがワシントンDC近郊の郵便番号20854の地域。理由はこの地域の住宅の53%が1960年から1980年に建てられていてリフォーム需要が多いということ。全米平均では、年間$5,800(約64万円)が1件あたりのリフォームで支出されていることがわかった。
詳しくはこちら: http://eyeonhousing.org/2016/05/nahb-releases-remodeling-by-zip-code-estimates-for-2016/

○住宅検査で見逃されやすい箇所 (2016/060/1 NARニュース) 住宅検査を行った場合でも見過ごされてしまう故障個所がある。各種配管の老朽化、漏水、屋根材の欠陥、基礎のひび割れ、電気設備の老朽化というったものがそうした典型的なものである。住宅検査の際の注意として頭に入れたい事項である。
詳しくはこちら: http://realtormag.realtor.org/daily-news/2016/06/01/5-problems-uncovered-in-home-inspections

業界動向

○最も販売件数が多かった分譲地 (2016/05/25 Builder誌報道) 昨年分譲された住宅分譲地のうち、最も販売件数が多かった分譲地をBuilder誌が調査した。総じてフロリダ州中部とダラス・フォートワース地域の分譲地の販売件数が上位に来ている。1位はフロリダ州中部Dunedinに位置するThe Villagesという分譲地で587件の販売戸数であった。
詳しくはこちら: http://www.builderonline.com/money/the-25-top-selling-subdivisions-of-2015_o?utm_source=newsletter&utm_content=Report%2FResearch&utm_medium=email&utm_campaign=BBU_052516%20(1)&he=0db8bf94e31587727172b0e35615198372ed6096

全体経済その他

○若者世代の親との同居率が過去最高に (2016/05/25シカゴトリビューン誌報道) 国勢調査局データを分析したピューリサーチセンター報告によると、この130年で初めて、自分の巣を作るより親と同居を続ける若者の数が上回ったとしている。前者が31.6%に対し後者は32.1%。男女でみると、女性は若者全体の29%が親と同居なのに対し、男性はそれを上回る35%が親と同居している。
詳しくはこちら: http://www.chicagotribune.com/business/ct-living-with-parents-pew-0525-biz-20160524-story.html

○セメントを照明に使える可能性 (2016/05/23 NARニュース) メキシコ大学のホセ・カルロス・ルビオ教授は、暗闇で光るセメントを作り出しパテントを取得した。同氏によれば、光にあてるとこれを蓄え、最長で12時間光り続けるという。発光色は緑ないし青とのこと。実用化されると、街中の照明方法が根本的に変わってくる。
詳しくはこちら: http://realtormag.realtor.org/daily-news/2016/05/23/glow-in-dark-cement-game-changer?om_rid=AABJpF&om_mid=_BXQz4gB9N3W9IN&om_ntype=RMODaily