JARECO-Eyecommunication

JARECOニュースまとめ(2020/01/20)

市場ならびに市場関連数値

〇住宅価格がお値打ちな都市 (2019/12/30 realtor.com記事) 住宅中位成約価格は$310,000(約3,400万円)にまで達しているが、これより中位価格が低くて住宅を求めやすく、しかも失業率は低く、環境的にも住みやすい都市をrealtor.comがランキングしている。1位はフロリダ州のCape Coral、2位はテキサス州のEl Paso,3位はニューヨーク州のAlbany、4位はジョージア州のAugusta、5位はアイオワ州のDes Moinesとなっている。
詳しくはこちら: https://www.realtor.com/news/trends/most-overlooked-markets-where-buyers-can-score-a-fantastic-deal/

〇超高級物件取引 (2019/01/02 NARニュース) アメリカの不動産売買は、折々登場する超高額取引でびっくりさせられることがある。こうした超高額物件の所在はフロリダ州、ニューヨーク州、カリフォルニア州に多いが、ここ10年間のそうした高額物件取引をまとめたレポートが出ている。1位は昨年1月、ニューヨークのセントラルパーク沿いにある50階から53階のペントハウスで$239,958,219(約262億円)で、Ken Griffinというヘッジファンドマネージャーが購入。2位はロサンゼルスのベバリーヒルズに位置する10エーカー以上のChartwell Estateと呼ばれる物件で、昨年12月に$150,000,000(約165億円)で成約。3位は2014年に$137,000,000(約150億円)で売却されたニューヨークのEast Hamptonの18エーカーの戸建て。
詳しくはこちら: https://magazine.realtor/daily-news/2020/01/02/the-blockbuster-sales-that-ruled-the-last-decade?AdobeAnalytics=ed_rid%3D1729200%26om_mid%3D1806%7CRealtorMagNews_2020_01_02%26om_nytpe%3DREALTOR%20MAG%20NEWS

〇購入住宅に求められる条件項目 (2020/01/06 Porch.com) リフォーム情報サイトPorch.comが、買主が購入時に求める条件項目で割合が高いものをランキングしている。1位は裏庭のポーチやデッキで33.9%、2位は新しく修繕されたキッチンで30.8%、3位はハードウッドのフローリングで30.3%、4位は修理済のガレージで25.8%、5位はオープンフロアプランの24.8%等となっている。
詳しくはこちら: https://porch.com/resource/homeowners-most-wanted

〇州際の引っ越し動向 (2020/01/02 Atlas Van Line社データ) 引っ越し会社Atlas Van Line社が、州際人口移動として流入が多い州、流出が多い州をまとめている。流入が多い州は、1位はアイダホ州、2位はワシントン州、3位はノースカロライナ州、4位はニューメキシコ州、5位はテネシー州。逆に州から出ていく人口が多いランキングとしては、1位がニューヨーク州、2位がウェスト・ヴァージニア州、3位がサウスダコタ州、4位がイリノイ州、5位がルイジアナ州等となっている。
詳しくはこちら: https://www.atlasvanlines.com/media-room/press-releases/where-is-america-moving-atlas%C2%AE-van-lines-releases

政策

〇カリフォルニアでソーラーパネルの義務化が発効 (2019/12/27 サンフランシスコクロニクル記事) 2020年1月1日つけで、カリフォルニア州で今後新築される低層アパート、戸建て住宅の屋根にソラーパネル設置が義務付けられた。また、住宅の気密性、換気性についても一定の基準が求められるようになる。この新法発効に伴い、ディヴェロッパーの中には、開発地域内にソーラーパネルを設置するのでそこから開発する新築住宅への電気供給も認めてほしいといった動きも出ている。新法が求める規定を満たすために必要な建築費用増額は平均$9,500(約105万円)だが、カリフォルニアエネルギー委員会では、基準を満たした住宅は30年間で$19,000(約210万円)のエネルギー費用節約につながるので、経費的にはペイするとしている。
詳しくはこちら: https://www.sfchronicle.com/business/article/California-solar-mandate-gas-bans-take-effect-in-14931617.php

業界動向

〇MLSの統合が続く (2020/01/03 NARニュース) 各地のMLSは統合が続いているが、カリフォルニア州で会員数が全米1位となるMLSの統合が発表された。California Regional MLSがPasadena-Foothills Association of REALTORSR,, Palm Springs Regional Association of REALTORSR, Ventura County MLS.の3つの近隣MLSを統合して会員数が100,000人を超え、全米最大のMLSとなる。最新のテクノロジーを提供する基盤になるという意味で、NARはMLS統合を基本的に歓迎している。
詳しくはこちら: https://magazine.realtor/daily-news/2020/01/03/calif-mls-tops-100k-subscribers-as-mergers-continue?AdobeAnalytics=ed_rid%3D1729200%26om_mid%3D1809%7CRealtorMagNews_2020_01_03%26om_nytpe%3DREALTOR%20MAG%20NEWS

〇エージェントから顧客への決済後の連絡は大切 (2020/01/09 NARニュース) センチュリー21が行った消費者意識調査によると、73%の売主は、エージェントがセラピストのように働いてくれたと回答している。64%の買主は、エージェントは隣人以上に詳しく自分たちのことを理解してくれたと回答している。また、エージェントを探す際に何人のエージェントと接触したかという質問についての回答は平均で2人となっていて、もう少し時間をとって探しても良いのではとコメントしている。エージェントに対する一番大きな不満として指摘されたのは、引き渡しが済んだ後にエージェントが連絡をとってこないという回答で、23%を占めている。
詳しくはこちら:https://magazine.realtor/daily-news/2020/01/09/consumers-agents-are-as-valuable-as-therapists?AdobeAnalytics=ed_rid%3D1729200%26om_mid%3D1828%7CRealtorMagNews_2020_01_09%26om_nytpe%3DREALTOR%20MAG%20NEWS

全体経済その他

〇正規雇用労働者給与水準が過去最高レベル (2019/12/27 HousingWire報道) ニューヨーク連銀調査によると、11月の正規労働者平均給与は対前年同月比3.4%上昇して$69,181(約760万円)となり、史上最高を記録している。11月失業率は3.5%で1969年以来の最低水準でもあり、低金利の追い風も受けて、住宅取得への意欲は依然として高いレベルで推移している。
詳しくはこちら: https://www.housingwire.com/articles/average-salary-reaches-record-high/

〇アメリカ人はどれくらい読書をするか (2019/01/08 米国国立芸術基金レポート) アメリカ人の大人で年に最低一冊でも本を読んだ人の割合は53%、読んだ冊数の中位数値は4.8冊、平均をとると11.4冊となっている。読んだ人の割合を男女別でみると、男性44%に対し女性が61%で女性の方が高い。最も読む割合が高いのが65歳から74歳の年齢層で57%となっている。読書の媒体については、23%が電子機器で読書したと回答している。
レポートはこちらでダウンロードできる。https://www.arts.gov/publications/state-level-estimates-arts-participation-patterns-2017-2018

〇50歳以上の44%はビデオゲームをしている (2019/12/01 アメリカ退職者協会調査) プレイステーションなりコンピュータなりタブレットなり、1か月に1回でもゲームをしているアメリカ人で50歳以上の人の割合は44%となっている。2016年度同調査では38%だったので、高齢層でビデオゲームを楽しむ人の割合は高くなっている。この44%のうち47%の人は毎日ビデオゲームをしていると回答しているので、計算すると5人に1人は毎日ゲームをしていることとなる。
詳しくはこちら: https://www.aarp.org/research/topics/technology/info-2019/2020-gaming-trends-older-americans.html