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JARECOニュースまとめ(2016/10/10)

市場ならびに市場関連数値

○純資産価値プラスの住宅が4,720万戸に (2016/09/15 コアロジック調査) 2016年度第2四半期、住宅価格が借入残額を上回るよう転じた住宅数は548,000戸で、ローン借入のある全住宅中92.9%が資産価値がプラスとなった。戸数にして4,720万戸である。対前年度同期比では6,460億ドル(約65兆円)の資産増加で9.9%の増加となっている。
詳しくはこちら: http://www.corelogic.com/about-us/news/corelogic-reports-548,000-us-homeowners-regained-equity-in-the-second-quarter-of-2016.aspx

○新築販売戸数が大幅な減少 (2016/09/27 NARニュース) 商務省が発表した8月の新築販売戸数は609,000戸で、対前月比7.6%の大幅減少となった。もっともこれで2カ月連続600,000戸を超してはいて、経済危機後に600,000戸を超したのはこの2カ月だけである。対前年同月比で見ると21%増加しており、ビルダーの景況感としては依然として良い市場にある、そう全米ビルダー協会はコメントしている。
詳しくはこちら: http://realtormag.realtor.org/daily-news/2016/09/27/new-home-sales-hit-snag-after-9-year-high?om_rid=AABJpF&om_mid=_BX6rqrB9TIGbMP&om_ntype=RMODaily

○リピート買主の数が大きく後退 (2016/09/27 ブルームバーグ報道) シンクタンクのアーバンインスティチュートがまとめた数値によると、住宅購入のリピーターは2001年頃には180万人いた。それが現在は半数の900,000人に減少したとしている。従来は購入した物件の金額が増加して買替を行うというのが一般的な流れだったわけだが、経済危機で差押なども相当数出た中で、この数値となったものと思われる。
詳しくはこちら: http://realtormag.realtor.org/daily-news/2016/09/28/repeat-home-buyers-are-vanishing?om_rid=AABJpF&om_mid=_BX7AUlB9TK4d8o&om_ntype=RMODaily

○都市内で長生きできる場所のマッピング (2016/09/26 ヴァージニア・コモンウェルス大学発表データ) 平均年齢はひとつの都市の中でも場所によって大きく違うことを、ヴァージニア・コモンウェルス大学が研究発表している。例えばワシントンDCだと、数キロ離れた地下鉄駅近辺において7年もの平均寿命の違いが出た。環境が静謐で緑が多い場所と工場が多くて空気も悪い場所では当然ながらそうしたことが生じうるとレポートは指摘している。今回調査した年はアトランタ、シカゴ等、20都市程度で、結果が以下に表示されている。
http://realtormag.realtor.org/daily-news/2016/10/03/where-you-live-can-impact-life-expectancy?om_rid=AABJpF&om_mid=_BX8s3dB9TOylKm&om_ntype=RMODaily

投資

○中国人に一番人気が高い都市はシアトル (2016/09/15シアトルタイムズ報道) 中国の不動産物件サイトJuwai.comによると、中国人投資家にはここ7カ月のうち4カ月でシアトルが最も人気のある購入場所となっている。隣国カナダのヴァンクーバーが人気の的となっていたが、外国人が不動産を購入する際は15%の取得税を追加するという新法規が8月に発表されて以降、地理的に少し南へ下がったシアトルへ購入物件を探す動きが移ったようである。
詳しくはこちら: http://www.seattletimes.com/business/real-estate/seattle-becomes-no-1-us-market-for-chinese-homebuyers/?sf36570803=1

テクノロジー

○相手の感情を読み取る技術 (2016/09/11 NARニュース) マサチューセッツ工科大学(MIT) のコンピュータ科学と人工知能研究所は、人間の怒り、快楽、歓び、悲しみといった感情を読み取るEQ-Radioというデバイスを開発した。このデバイスからのWi-Fiが、人間の体の呼吸速度、心拍数等を観察し、どういう感情をその人間が今抱いているかを判断できるという。正確度としては87%の正確さで感情を割り出せるとのこと。
詳しくはこちら: http://realtormag.realtor.org/daily-news/2016/09/21/wireless-device-can-read-your-emotions?om_rid=AABJpF&om_mid=_BX4t$8B9S4yoZV&om_ntype=RMODaily

○ハワイでの波力による発電試験  (2016/09/19 CBSニュース報道) ハワイで波力による発電試験が行われており、海上に浮かぶ発電施設が波に揺られることにより22キロワットの電力を供給している。これは14世帯の電力をまかなえる数字である。因みにハワイは電力コストが米国で一番高い地域で、2045年までに100%再生エネルギーに移行するとして動いている州である。米国エネルギー局ザヤス長官によれば、「将来的に電力の20から28%は海にて発電できる」とのこと。
詳しくはこちら: http://www.cbsnews.com/news/wave-powered-electricity-makes-us-debut-hawaii/

○Blackberryが生産終了を発表 (2016/09/28 CNN Money報道) 10年ほど前であれば携帯電話端末でブラックベリー(blackberry)が一世を風靡していたが、この度同社はこの端末を生産停止すると発表した。iPhoneやGalaxyその他android機種が出た中での衰退だが、もともとこの端末はセキュリティー機能が優れていて政治家にも好まれたようなこともあり、同社はハードウェアの生産は停止するも今後もソフトウェアの開発は続けるとしている。
詳しくはこちら: http://realtormag.realtor.org/daily-news/2016/09/29/it-s-official-blackberry-stop-making-phones?om_rid=AABJpF&om_mid=_BX7Wg8B9TOWmgA&om_ntype=RMODaily

全体経済その他

○所得の伸び率が高いのは南部 (2016/09/22 NARニュース) 国勢調査局発表によると、2014年から2015年の1年で中位所得は5.2%増加している。個別に見ると伸び率が高い都市は南部に集中しており、5%以上の都市15のうち7つが南部に位置する。因みに1位はナッシュビルで10%、2位がアラバマ州のバーミンガムで9.1%、3位がジョージア州のアトランタで7.1%等となっている。
詳しくはこちら: http://realtormag.realtor.org/daily-news/2016/09/22/south-getting-rich?om_rid=AABJpF&om_mid=_BX5EZYB9S8aVBT&om_ntype=RMODaily

○貧困率が1.9ポイント改善 (2016/09/26 NARニュース) 国勢調査局データによると、昨年度貧困ラインから脱した人は350万人で、貧困率は1.2%下がって1999年以来最大の低下率を記録した。各州とも貧困ラインは、4人家族で年収$24,300(約250万円)のラインとして考えられている。2014年から2015年にかけての新規雇用数は290万で、給与の水準も上がっているものと見られる。
詳しくはこちら: http://realtormag.realtor.org/daily-news/2016/09/26/fewer-americans-are-in-poverty

○50歳以上の離婚率が急増 (2016/09/29 ブルームバーグ報道) オハイオ州のボウリンググリーン州立大学の調査によると、50歳以上の離婚率が急増している。2014年の総離婚数のうち25%は50歳以上が占めており、1990年当時の8%から大きく増加している。因みに若い世代について同様の比較をしたところ、ほとんど割合は変わっていなかった。
詳しくはこちら: http://realtormag.realtor.org/daily-news/2016/10/03/divorces-skyrocket-among-50-plus-segment?om_rid=AABJpF&om_mid=_BX8s3dB9TOylKm&om_ntype=RMODaily